素敵なもてなしが嬉しい

母の誕生日ディナー CRAFTALE(中目黒)

3月3日は母の誕生日。昨夜お祝いで行ったレストランは「CRAFTALE」。
妹のベストセレクションです。
空間、サービス、8品のコース、ワインどれもコストパフォーマンス良く、
気持ちの良い夜を過ごせました。
最後のデザートの美しさはまさに私好みの配色!
もうお花見の季節は予約が入ってきているようですが、また次行こうと思えるお店でした。

この陰影が美しい。

梁の淡いブルーがさりげなくでも美しく効いています。
そしてゆったりとしたテーブル配置。

ワインも楽しめました。私は4種類のワインをお料理に合わせていただける
「ハーフペアリング」をチョイス。
まずはシャンパンから。

鹿肉の前菜ではこのロゼが出ました。そのあと、白、赤と続きます。

アミューズは2皿。
ゼブラウッドの無垢板の上に森の中のような演出でホタテとフォアグラとマッシュルームの一皿。
木片のように見えるものはなんとホタテのチップス!
おがくずのようなものはくるみのローストを粉にしたものだとか。

次はワカサギとカリフラワーのゆず風味ドレッシング和え。
ワカサギ釣りの凍った湖面を模した盛り付けで温かいものと冷たいものの組み合わせ。
グラスの下にタイルを使うなどここでもユニークなテーブルセッティング。

続いて前菜2皿。
ロシア料理からのインスピレーションで鹿肉を使ったお料理。
野趣溢れる鹿肉を新鮮なビーツや紅芯大根など数種の根菜類のスライスと
スグリのソースで。口の中でボルシチ風に。
小さなピロシキ風揚げパンは生地がモッチモチ。中には鹿肉がたっぷり。

小さなココットに入っていたのは蓮根やキノコ、豚肉、白子のクリーム煮。
そこに卵の黄身を漬け込んだものとレモンのジャムが加わってコクと爽やかさがプラス。
リゾットを焼き固めたものをソースに加えて食べると香ばしさもプラス。

続いてメインディッシュ2皿。
お魚に青柳、春の山菜(ふきのとう、タラの芽、つくし)を合わせ
その上からレモングラスが香るスープを注いでいただく一品。
山菜の苦味とレモングラスの酸味と風味が混ざり合い春の香り。

甘酒と菜の花の蒸しパンを合わせて。

鴨南蛮蕎麦をイメージした鴨の胸肉料理。
バターでトロトロになるまでポアレした下仁田葱と葱の青い部分をピューレにしたソース。
お蕎麦に見立てた野菜を細切りにし素揚げしたものを添え、鴨のソースはオレンジを使用。
蕎麦の実を入れたパンケーキを添えて。

最後にデザート2種。
ブラックベリーとブルーベリーのふわふわと軽い食感の冷たいデザート。
さっぱりとお口直しのように。

りんごのタルトとアイスの美しいデザートプレート。
味のバランスも見た目にも美しいお皿で感激しました。

最後のデザートプレートの時、誕生日の母へのメッセージとロウソクも。

ワインの量で迷う私のリクエストにもスマートに対応していただき、
すべてに満足な夜でした。
このコースでお料理7,000円、ワイン3,000円ってお安いですよね。
あまりに満足したのでついつい全皿ご紹介してしまいました。

eriko hosoi