大輪の花に思うこと

凛と咲く花

日本には多く種類の椿があります。
陶芸作家の伊藤麻沙人先生のアトリエのお庭を訪れるようになり、
私は季節ごとにその数の多さを改めて知ることになりました。

古くは京都の竜安寺に室町時代から受け継がれる栽培種の椿が存在し、
江戸時代に多くの園芸品種が職人達の手によって生まれたそうです。

椿は、古の時より私たち日本人が美しいものを愛で育てる喜びを大切にしてきた
証のひとつなのかもしれません。

同じように、私たちも日本のこれまでの“良きもの”を
今の時代でも多くの人に大切にしたいと思ってもらえる
新しき“良きもの”にして生み出していきたいと思っています。

eriko hosoi